緊急事態宣言で、4月末から始まるはずだった全国をかけた大阪府予選会が中止となっていました。

3年生にとっては最後の大舞台。

去年は中止となり、中学生というまだまだ可能性あふれる子供の夢を、虚しくも打ち砕かれました・・・

そして、今年は、約2ヶ月にも及ぶ自粛生活。特に大阪府はグラウンドの使用を一切禁止されていた。試合があるのか、ないのか?練習はいつできるのか?

不安な状況の中、大会は自粛が明けると共に始まった。心の準備はできているか・・・

個人で練習に励んでいたであろう、選手の皆は、気合十分だったが、それとは裏腹に怪我人が続出。特に、エース2枚が故障と怪我・・・大舞台を前に、初戦から苦しい試合になることが予想されることに・・・

とたん、大きなプレッシャー。

過去に初戦敗退をしたことがない、3連覇がかかっている、 そして、久しぶりの公式戦、しかも全国をかけた府大会。たった1日で終わってしまうのか・・・父兄もハラハラドキドキの緊張感で試合を迎えます。

怪我を抱えたエースは、痛みを堪えてもマウンドに。初回から満塁のピンチとなりましたが、互いに0点。

そして、試合は3回で動きます。

先頭バッターのフェンス直撃2塁打から、2者連続死球により、2アウト満塁。ここで、3番バッター下司大翔。昨年秋の決勝で同グランドで決勝打を放ち、勝利へ導きました。

さて、このチャンス、今回もモノにできるか・・・

誰よりも声を出し、チームの勝利を願い、みんなを引っ張ってきた選手。やってくれました。

満塁ホームラン

その後、相手チームにも本塁打を打たれましたが、結果4ー1で勝利。

初戦突破。

一戦必勝を忘れず、一戦一戦集中して、この試合のできる時を楽しもう!